屍鬼 15話 第悼と偽話
先生は起き上がりとなった奥さんにくいを打つ場面を見た
住職である静信ににらまれ、顔を背けられる場面を見て先生に同情してしまった。
一度死んだとはいえしゃべる人間の形をした起き上がりに
くいを打つシーンを見たら誰だって硬直する。
でももうちょっと理解はなかったのかなと思った。
村中起き上がりだらけになってしまったら
ああいう処置をとるところまで追い詰められてしまうのも無理はない。
にらみつける静信に対し
おまえならどうするんだ、このまま汚染を拡大を放置することはできないから
屍鬼を狩る、これが俺の正義だと言った先生の気持ちも分かる。
先生は、疲労と葛藤の末被害の拡大を防ぐ方を選んだ。
外場村はもう起き上がりだらけ
役場に行ったら全員起き上がりだったり、こんな村夜は怖くて歩けない。
起き上がりだらけの役場で、先生はキテレツなちづると名乗る屍鬼の女に「先生は獲物、近いうちにお宅に伺います」と
言われたり
先生は、疲れて看護婦からも苦言を言われたりと
恐怖を抱え、孤独になっていって・・可哀想と思ってたところに
夏野が現れて
「あんたはひとりじゃない」という救いの台詞が・・。
屍鬼(しき)